アルシアニ山脈

アルシアニ山脈
アルシアニ山脈
最高地点
山頂	アルシアニ山（アルメニア語版）
標高	3,165 m (10,384 ft)
規模
全長	150 km (93 mi)
地形
国	トルコ ジョージア
山脈座標	表 話 編 歴

アルシアニ山脈（トルコ語: Yalnızçam Dağları、グルジア語: არსიანის ქედი、グルジア語ラテン翻字: Arsianis Kedi）^[1][2]は、トルコ北西部の東アナトリア地方からジョージア南東部のアジャリア自治共和国にかけて連なる山脈。アルメニア高原北東縁にある山塊であり、チョルフ川とムツクヴァリ川の分水嶺を形成している^[3]。アルシアニ山脈の北端は小コーカサス山脈の西端に接しており、その東側にはアチャリスツカリ川の源流がある。アルシアニ山脈の南西端はチョルフ川とオルトゥ川（トルコ語版）の合流地点にある。

全長は約150キロメートル。最高峰はアルシアニ山（アルメニア語版）（標高3,165メートル）である。粘土質の頁岩と砂岩からなり、始新世の火山堆積物の地層が交互に重なり合っている。黒海から温かく湿った空気が流れ込むため降水量が多い。尾根の斜面は、低地部分はブナ・クリの森に覆われ、その上にはブナ・モミ・トウヒが分布している。標高の高いところは高山草原となっている。斜面からはチョルフ川、アチャリスツカリ川、クヴァブリアニ川、ポツホヴィスツカリ川（グルジア語版）などの深い渓谷が伸びており、古い氷河の痕跡も残されている。主要な峠としてはゴデルジ峠（グルジア語版）（2,025メートル）、アバノスケリ峠（グルジア語版）（2,315メートル）、トリリ山（グルジア語版）（2,541メートル）、チャンチャヒ山（グルジア語版）（2,506メートル）、ツィヴツカロ山（グルジア語版）（2,189メートル）がある。

• უთმელიძე მ., 百科事典『サカルトヴェロ』, 第1巻, 208頁, トビリシ, 1997年.
• Арсиянский хребет // Ангола — Барзас. — М. : Советская энциклопедия, 1970. — (Большая советская энциклопедия : [в 30 т.] / гл. ред. А. М. Прохоров ; 1969—1978, т. 2).
• Арсиянский хребет // Краткая географическая энциклопедия : в 5 т. / глав. ред. А. А. Григорьев. — М. : Советская энциклопедия, 1960. — Т. 1 : Ааре — Дятьково. — 563 с. — (Энциклопедии. Словари. Справочники.). — 62,000 экз.

ウィキメディア・コモンズには、アルシアニ山脈に関連するカテゴリがあります。