アイム・ア・ボーイ
「アイム・ア・ボーイ」 | ||||
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ザ・フー の シングル | ||||
B面 | イン・ザ・シティ | |||
リリース | ||||
規格 | 7インチ・シングル | |||
録音 | 1966年7月-8月 ロンドン IBCスタジオ[2] | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | リアクション・レコード デッカ・レコード | |||
作詞・作曲 | ピート・タウンゼント | |||
プロデュース | キット・ランバート | |||
チャート最高順位 | ||||
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ザ・フー シングル 年表 | ||||
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「アイム・ア・ボーイ」(I'm a Boy)は、イギリスのロックバンド、ザ・フーの楽曲。1966年にシングルとしてリリースされた。作詞・作曲はピート・タウンゼント。オリジナル・アルバム未収録曲。
解説
純粋な新曲としては、3月リリースの「恋のピンチ・ヒッター」以来となるが、全英2位につける大ヒットとなった。曲の冒頭部のみ、タウンゼントがリード・ボーカルをとっている。この曲は、タウンゼントが考案したミュージカル「クアッズ(Quads)」から生まれている。物語は西暦2000年が舞台で、自分の子供の性別を自由に選べる時代になっており、ある女性が女の子4人を望んで出産するが、一人は男の子として生まれてくる。母親は男の子を女の子として扱おうとする・・・という内容である。「クアッズ」自体はその後破棄され、この曲のみが残った[4]。
この曲は当時ザ・フーのマネージャーだったキット・ランバートが初めてプロデュースした作品でもあるが、この曲の間奏のコーラスは、イギリスのバロック作曲家ヘンリー・パーセルの曲からインスピレーションを受けている。これはランバートがタウンゼントに聴かせていたものであった[4]。
B面収録の「イン・ザ・シティ」は、ザ・フーのナンバー中唯一のジョン・エントウィッスルとキース・ムーンの共作だが、スケジュールを知らされていなかったタウンゼントとロジャー・ダルトリーがスタジオに現れなかったため、エントウィッスルとムーンの二人だけで録音を行ったという経緯がある[5]。
別バージョン
1971年にリリースしたベストアルバム『ミーティ・ビーティ・ビッグ・アンド・バウンシィ』には、オリジナル版よりもテンポを落とし、ジョン・エントウィッスルのフレンチホルンをフィーチャーしたバージョンがステレオ・ミックスにて収録されているが、これはオリジナル版リリース後の1966年10月に再レコーディングされたものである[6]。また、このバージョンのモノラル・ミックスがベストアルバム『Ultimate Collection』の英米盤で発掘されている。またオリジナル・バージョンにもステレオ・ミックスが存在し、これら4つのバージョンが2008年の『ア・クイック・ワン』コレクターズ・ボックスおよび2012年のコレクターズ・エディションに収録された。また、この他にオリジナル・バージョンからイントロのコーラスやエントウィッスルのホルンが欠落したバージョンも存在し、これはボックスセット『Thirty Years of Maximum R&B』(1994年)に収録されている。
コンサートでも頻繁に演奏され、1995年にリリースされた『ライヴ・アット・リーズ』25周年版に、1970年のリーズ大学公演の音源が収録されている。
脚注
- ^ a b 『エニウェイ・エニハウ・エニウェア』アンディ・ニール、マット・ケント著、佐藤幸恵、白井裕美子訳、シンコーミュージック刊、2008年、325頁。
- ^ 『エニウェイ・エニハウ・エニウェア』アンディ・ニール、マット・ケント著、佐藤幸恵、白井裕美子訳、シンコーミュージック刊、2008年、121頁。
- ^ The Who | full Official Chart History | Official Charts Company
- ^ a b 『エニウェイ・エニハウ・エニウェア』アンディ・ニール、マット・ケント著、佐藤幸恵、白井裕美子訳、シンコーミュージック刊、2008年、103頁。
- ^ 『ア・クイック・ワン』コレクターズ・エディション(2012年)付属の犬伏功による解説より
- ^ 『エニウェイ・エニハウ・エニウェア』アンディ・ニール、マット・ケント著、佐藤幸恵、白井裕美子訳、シンコーミュージック刊、2008年、124頁。
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ロジャー・ダルトリー - ピート・タウンゼント ダグ・サンダム - ジョン・エントウィッスル - キース・ムーン - ケニー・ジョーンズ | |
ツアー・メンバー | |
スタジオ・アルバム | マイ・ジェネレーション - ア・クイック・ワン - ザ・フー・セル・アウト - トミー - フーズ・ネクスト - 四重人格 - ザ・フー・バイ・ナンバーズ - フー・アー・ユー - フェイス・ダンシズ - イッツ・ハード - エンドレス・ワイヤー - WHO |
ライヴ・アルバム | ライヴ・アット・リーズ - フーズ・ラスト - ジョイン・トゥゲザー - ワイト島ライヴ1970 - BBCセッションズ - ライヴ・アット・フィルモア・イースト1968 |
コンピレーション | マジック・バス〜ザ・フー・オン・ツアー - ダイレクト・ヒッツ - ミーティ・ビーティ・ビッグ・アンド・バウンシィ - オッズ&ソッズ - キッズ・アー・オールライト (サウンドトラック) - フーズ・ミッシング - トゥーズ・ミッシング - Thirty Years of Maximum R&B - ゼン・アンド・ナウ |
EP | レディ・ステディ・フー - ワイアー・アンド・グラス |
主な楽曲 | ズート・スーツ/アイム・ザ・フェイス(ハイ・ナンバーズ名義) - アイ・キャント・エクスプレイン - エニウェイ・エニハウ・エニホエア - マイ・ジェネレーション - 恋のピンチ・ヒッター - アイム・ア・ボーイ - ハッピー・ジャック - クイック・ワン - リリーのおもかげ - 恋のマジック・アイ - マジック・バス - ピンボールの魔術師 - シー・ミー・フィール・ミー - シーカー - ババ・オライリィ - 無法の世界 - ビハインド・ブルー・アイズ - ジョイン・トゥゲザー - 5時15分 - 愛の支配 - スクイーズ・ボックス - フー・アー・ユー - ユー・ベター・ユー・ベット |
映画・映像作品 | キッズ・アー・オールライト - Thirty Years of Maximum R&B Live - ワイト島ライヴ1970 - ザ・フー:ライヴ・アット・キルバーン - ザ・フー:アメイジング・ジャーニー - Tommy & Quadrophenia Live With Special Guest - Quadrophenia Live In London - The Who & Special Guests - Live At The Royal Albert Hall - Who's Better, Who's Best - Live in Boston |
関連アルバム | トミー (ロンドン交響楽団) - トミー (オリジナル・サウンドトラック) - さらば青春の光 (サウンドトラック) - サブスティテュート〜ザ・ソングス・オブ・ザ・フー |
関連映画・映像作品 | モンタレー・ポップ フェスティバル'67 - ロックンロール・サーカス - ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間 - ワイト島1970-輝かしきロックの残像 - トミー - さらば青春の光 - ランバート・アンド・スタンプ |
関連項目 | モッズ - トラック・レコード - ロック・オペラ - The Who's Tommy - Teenage Cancer Trust |
関連人物 | |
関連バンド | |
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