ワイト島ライヴ1970
『ワイト島ライヴ1970』 | ||||
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ザ・フー の ライブ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1970年8月29日 | |||
ジャンル | ハードロック | |||
時間 | ||||
レーベル | Essential | |||
プロデュース | ジョン・アストリー、アンディ・マクファーソン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
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チャート最高順位 | ||||
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ザ・フー アルバム 年表 | ||||
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『ワイト島ライヴ1970』 (Live at the Isle of Wight Festival 1970) は、イギリスのロック・バンド、ザ・フーが1996年に発表したライブ・アルバムおよび映像作品。1970年8月にイギリス、ワイト島で開催された、第3回ワイト島音楽祭におけるコンサートの模様を収録したものである。
解説
ザ・フーは、1969年5月よりロックオペラ・アルバム『トミー』に伴う長期のコンサートツアーを行っており、この第3回ワイト島音楽祭はその一環で出演したものである。音楽祭は8月26日から31日にかけて開かれ、ザ・フーは4日目の29日に出演する予定だったが、ウッドストック・フェスティバル同様スケジュールが遅延し、ザ・フーの登場は30日の午前2時(3時という説もある[3])になってからだった。ザ・フーは彼らのキャリアの中でも最高の60万人という数の聴衆の前で2時間以上に渡る演奏を行ったが、ピート・タウンゼントによればこの時の演奏は「いいものとは言えなかった」という。[4]
コンサートの模様は全編撮影され、翌日の8月31日にはコンサートの模様がラジオで放送されたが、映像の方は権利譲渡の件で決着が付かず、日の目を見るのは1996年になってからだった。映像は撮影したマレー・ラーナーの映画『リスニング・トゥ・ユー』として公開され、同年VHS/DVDとしてソフト化された。ライブ・アルバムの方はCD2枚組でリリースされ、コンサートで披露された曲全てが演奏順どおりに収録されたが、映像の方は『トミー』のパートが後半に回され、またかなりの曲が割愛されている。また映像の最後には、「トミー、聞こえるかい」をバックに、バックステージのキース・ムーンへのインタビュー映像が挿入された。[4]
2006年、『ワイト島のザ・フー 1970/究極エディション』と改題され、DVDが再リリースされた。本編は新たに5.1chサラウンド音声が収録され、また旧版には収録されなかった「恋のピンチ・ヒッター」と「ネイキッド・アイ」が追加、さらにピート・タウンゼントの最新インタビューも収録された。
収録曲
※特記なき限り、作詞作曲はピート・タウンゼント。
- Disc1
- ヘヴン・アンド・ヘル - Heaven and Hell (John Entwistle) 5:16
- アイ・キャント・エクスプレイン - I Can't Explain 2:45
- ヤング・マン・ブルース - Young Man Blues (Mose Allison) 6:06
- アイ・ドント・ノウ・マイセルフ - I Don't Even Know Myself 6:11
- ウォーター - Water 10:53
- 序曲 - Overture 5:08
- イッツ・ア・ボーイ - It's a Boy 1:33
- 1921 - 1921 2:27
- すてきな旅行 - Amazing Journey 3:19
- スパークス - Sparks 5:10
- 光を与えて - Eyesight to the Blind (The Hawker) (Sonny Boy Williamson II) 1:58
- クリスマス - Christmas 3:25
- Disc2
- アシッド・クイーン - The Acid Queen 3:41
- ピンボールの魔術師 - Pinball Wizard 2:50
- 大丈夫かい - Do You Think It's Alright? 0:22
- フィドル・アバウト - Fiddle About (Entwistle) 1:15
- トミー、聞こえるかい - Tommy Can You Hear Me? 0:58
- ドクター - There's a Doctor 0:22
- ミラー・ボーイ - Go to the Mirror! 3:32
- 鏡をこわせ - Smash the Mirror 1:16
- 奇跡の治療 - Miracle Cure 0:13
- 僕は自由だ - I'm Free 2:24
- トミーズ・ホリデイ・キャンプ - Tommy's Holiday Camp (Keith Moon) 1:01
- 俺達はしないよ - We're Not Gonna Take It! 9:37
- サマータイム・ブルース - Summertime Blues (Eddie Cochran, Jerry Capehart) 3:24
- シェイキン・オール・オーヴァー/スプーンフル/ツイスト・アンド・シャウト - Shakin' All Over/Spoonful/Twist and Shout (Johnny Kidd/Willie Dixon/Phil Medley, Bert Russell) 6:27
- 恋のピンチ・ヒッター - Substitute 2:10
- マイ・ジェネレイション - My Generation 7:15
- ネイキッド・アイ - Naked Eye 6:33
- マジック・バス - Magic Bus 4:35
脚注
外部リンク
- The Who.com official site
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ロジャー・ダルトリー - ピート・タウンゼント ダグ・サンダム - ジョン・エントウィッスル - キース・ムーン - ケニー・ジョーンズ | |
ツアー・メンバー | |
スタジオ・アルバム | マイ・ジェネレーション - ア・クイック・ワン - ザ・フー・セル・アウト - トミー - フーズ・ネクスト - 四重人格 - ザ・フー・バイ・ナンバーズ - フー・アー・ユー - フェイス・ダンシズ - イッツ・ハード - エンドレス・ワイヤー - WHO |
ライヴ・アルバム | ライヴ・アット・リーズ - フーズ・ラスト - ジョイン・トゥゲザー - ワイト島ライヴ1970 - BBCセッションズ - ライヴ・アット・フィルモア・イースト1968 |
コンピレーション | マジック・バス〜ザ・フー・オン・ツアー - ダイレクト・ヒッツ - ミーティ・ビーティ・ビッグ・アンド・バウンシィ - オッズ&ソッズ - キッズ・アー・オールライト (サウンドトラック) - フーズ・ミッシング - トゥーズ・ミッシング - Thirty Years of Maximum R&B - ゼン・アンド・ナウ |
EP | レディ・ステディ・フー - ワイアー・アンド・グラス |
主な楽曲 | ズート・スーツ/アイム・ザ・フェイス(ハイ・ナンバーズ名義) - アイ・キャント・エクスプレイン - エニウェイ・エニハウ・エニホエア - マイ・ジェネレーション - 恋のピンチ・ヒッター - アイム・ア・ボーイ - ハッピー・ジャック - クイック・ワン - リリーのおもかげ - 恋のマジック・アイ - マジック・バス - ピンボールの魔術師 - シー・ミー・フィール・ミー - シーカー - ババ・オライリィ - 無法の世界 - ビハインド・ブルー・アイズ - ジョイン・トゥゲザー - 5時15分 - 愛の支配 - スクイーズ・ボックス - フー・アー・ユー - ユー・ベター・ユー・ベット |
映画・映像作品 | キッズ・アー・オールライト - Thirty Years of Maximum R&B Live - ワイト島ライヴ1970 - ザ・フー:ライヴ・アット・キルバーン - ザ・フー:アメイジング・ジャーニー - Tommy & Quadrophenia Live With Special Guest - Quadrophenia Live In London - The Who & Special Guests - Live At The Royal Albert Hall - Who's Better, Who's Best - Live in Boston |
関連アルバム | トミー (ロンドン交響楽団) - トミー (オリジナル・サウンドトラック) - さらば青春の光 (サウンドトラック) - サブスティテュート〜ザ・ソングス・オブ・ザ・フー |
関連映画・映像作品 | モンタレー・ポップ フェスティバル'67 - ロックンロール・サーカス - ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間 - ワイト島1970-輝かしきロックの残像 - トミー - さらば青春の光 - ランバート・アンド・スタンプ |
関連項目 | モッズ - トラック・レコード - ロック・オペラ - The Who's Tommy - Teenage Cancer Trust |
関連人物 | |
関連バンド | |
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